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がりことぐれ猫たち〜メッセージ〜

ふみふみ…ふみふみ…


ふみふみ…ふみふみ…


うにゃ…ふみふみ…


ひたすら、ふみふみ…ふみふみ…



にゃにゃにゃ
超かわゆい
キジトラの兄弟にゃんこ
めでたく二人一緒の里親さんに、良かったにゃ❗️


がりこはゲージの側に敷かれた毛布の上に横たわっていた。
お腹で大きく息をしている。
あたちたちに気づいているようだが、起き上がることができないようだった。
傍にヨウコさんの姿があった。
「あら、お帽子ちゃんとみんな…、来てくれたのね…」
「みゃ…」
すももねえさんが返事をした。
「がりこ、暫く元気にしていたのに…、昨日からずっとこうなの…」
「もう何も食べれないようだし…、今さっき、先生に往診を頼んだから、もうすぐ来る頃なの」
ヨウコさんが言った。
ピンポーン
その時、玄関のチャイムが鳴った。
「あ、先生だわ」
ぐれ猫病院の先生が部屋に入って来た。
がりこの診察を終え、点滴をしている間に、先生とヨウコさんが話しているのが聞こえてきた。
「もうそう長くはないでしょう…。残念ですが…」
「気を確かに持って、あとは静かに送ってあげて下さい」
ヨウコさんは、覚悟をしていたものの、先生のその言葉に、息を飲んだ。
「何か…できることはあるのでしょうか…」
「もう充分したと思いますよ…」
「がりこもわかっていますよ、あなたの気持ちは…」
ヨウコさんの目から涙が溢れた。
先生は、横たわるがりこに声をかけると部屋を出ていった。
その後をヨウコさんが追った。

「がりこ…、苦しいにゃ?」
「何か欲しいものは、あるにゃ?」
「お水は…いるにゃ?」
あたちたちが話しかけても、目も虚ろながりこは、ゆっくりと大きく息をしているだけだった。
その時、がりこが声を漏らした。
「は…は…る…え…」
「にゃ…にゃんにゃ?がりこしゃん、にゃんにゃ?」
「みんな、がりこしゃんが!」
あたちは、諦めて帰りかけていたみんなを呼び止めた。
「どうしたにゃ?ちくわ!」
「がりこしゃんが何か言ってるにゃ!」
「はあ…はあ…、は、は…る…え…」
「はるえ!って…何にゃ?がりこしゃん」
「はあ…はあ…なあ…」
「がりこしゃん、はるえって?」
がりこは、そのまま目を閉じ、眠りに入ってしまった。

玄関に先生を見送ったヨウコさんが戻ってきて、がりこの傍に寄り添った。
「がりこ…」

あたちたちは、明日また来る約束をそれぞれの帰路に着いた。
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ちくわ

Author:ちくわ
2010年5月生まれ、茶トラのにゃんこでちゅ。好きな食べ物はおでんの汁にゃ。よろちくわ!

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