スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

がりことぐれ猫たち〜身代金要求?〜









あたちのお部屋の下の階に引っ越してきたタプちゃんでちゅ
ママさんが暫くお留守をするので、おばちゃんがその間面倒をみることになりまちた。
あたちはタジタジで、ずっと隠れてまちゅ、どっちが部屋の主がわかりまちぇん?


ヨウコさんは、携帯を手に取り、話を始めた。
「はい、そうですが…」
「はあ〜?ご高齢で…かなり衰弱されたあ…?猫?」
「そ、そうですが…」
「今そちらに、いるんですか?」
「それで、様子は、どうですか?」
「変わらず、元気にしている…ああ、良かった」


「にゃにゃにゃ…随分と怪しげな電話にゃ!」
あたちは、正体のわからない妙な会話を不思議に思った。
「ヨウコさん、今度は、どこと交渉してるんにゃ?」
「ご高齢で、衰弱された、だってにゃ、猫に対して敬語を使ってるにゃよ!」
チェリーちゃんが言った。
「勘違いしてるんにゃにゃいの!がりこは高級猫だと思ってたりしてにゃ!」
「にゃにゃにゃ〜、そんにゃあ〜ジジくん」
「にゃにゃ、あながち嘘ではないにゃあ〜」
「にゃあ?トムくんどうしてにゃ?」
「あんな姿の猫には、そうはお目にかかれないからにゃ」
「がりこは、言い換えると高級猫に匹敵する、超レアな猫かもにゃ」
「にゃるほどにゃ」
ジジくんトムくんとチェリーちゃんがヨウコさんの会話を聞いて話している。

この間もヨウコさんと怪しげな主の会話は続いている。
「そうです。わたしが里親に…」
「はあ?手続きぃ?」
「へ、返還料と、て、手数料?」
「お金が、かかるんですか?」


「にゃにゃ、誘拐犯人はついに身代金を要求してきましたにゃ!」
「それに従わない時は、がりこの命はない!」
「にゃにゃ、テレビのサスペンスドラマじゃにゃいんだから」
「にゃあ、サスペンスじゃにゃいにゃ、コメディにゃ!」
「お金持ちの名家の子どもを誘拐したつもりが…」
「誘拐したのは、高齢の婆さん猫で、老衰でいつ死んでもおかしくない…」
「にゃにゃ、こにゃまさしくコメディにゃね」
三人は相変わらず楽しそうに話している。


「返還料と手数料にゃって?」
「チョコねえさん、どういうことにゃ?」
すももねえさんが言った。
「にゃにゃ〜わかったにゃ、がりこの今いる場所が!」
「チョコねえさん、一体そこはどこにゃ?」
「○○○区役所にゃ!」
チョコねえさんが断言した。


「はい、わかりました」
「それでは、後ほど取りに伺います」
ヨウコさんは、携帯をきった。


「チョコねえさん、どういうことにゃんにゃ?」
「今、がりこの身柄は、○△市にあるんにゃ」
「身柄?にゃ?」
「そうにゃね…所有権みたいなもんにゃ」

チョコねえさんの説明によると、拾った猫や犬など動物の処遇は、拾得物となるらしい。
始めは飼主がいたがりこだったので、動物病院で保護された時点では、飼主に返される予定であった。
しかし、その飼主がそれを放棄したので、がりこはその時点で誰の所有物でもなくなり、がりこを所有するのは、それを保管(保護)する○△市に移ったというのだ。
だから、それを新たに所有するには、○△市に返還料を払い、動物病院等、保護施設への宿泊日数分の手数料を支払うことになるということなのだ。

「にゃにゃあ〜、がりこを取り戻すのも大変にゃあ〜」
あたちは思わず呟いた。
「ちくちゃん、にゃんてたって、超レアな高級猫だからにゃ」
ジジくんがそう言うと、みなからドッと笑いが起こった。

ヨウコさんが、○○○区役所に出かけるようで、デスクから立ち上がった。
あたちたちもそれについて行くことになった。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ちくわ

Author:ちくわ
2010年5月生まれ、茶トラのにゃんこでちゅ。好きな食べ物はおでんの汁にゃ。よろちくわ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。