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がりことぐれ猫たち〜ネゴシエーション2〜

2014/ 08/ 04
                 
20140803091034601.jpg
さて、あたちは、どこにゃあ?
周りと同化してるにゃ?

20140803091035d29.jpg
ここは、あたちの二つ目のお気に入りの場所にゃ

「あのお〜、そちらでこれから青空動物病院に引き取りに行く猫の件で…」
「地域のみんなで、代わる代わる面倒を見ていまして…」
「猫の特徴?」
「え〜っと、年は若いと思っていたのですが…実は、かなりの高齢で…」
「毛の色は、茶白で、身体は、ガリガリに痩せていて、かなり衰弱していまして」
「何らかの病気なのかと思っていたら、先生が言うには、それは老衰だということで…」
「黒目が点?白目をむいてるかって?」
「え〜そうです」
「わたしが里親になるので、猫を引き取りたいのですが…」

話の様子からヨウコさんが電話をしているのは、どうやら動物愛護センターの職員らしい。

「にゃ、ヨウコさん、どうして愛護センターになんか電話してるんにゃ?」
「ちくちゃん、愛護センターっていうのはにゃ、保健所の管轄だからにゃ」
「がりこは、生き物だから保健所で保護されるんにゃ」
「だからにゃ、これから、保健所の管轄の保護センターに移ることになるんにゃよ」
あたちの疑問に事情通のチョコねえさんが答えた。
「にゃ、にゃるほど、だからヨウコさんは、今度はセンターの職員に電話してるんですにゃ」
「にゃにゃ、ややこしいことになりそうですにゃあ、がりこの奪還」
トムくんとジジくんが言った。
「移送の途中で死んじゃったら、どうするんにゃよね?」
「あんなヨレヨレなのににゃ」
チェリーちゃんが言った。

「えええ〜区役所からですか!」
ヨウコさんが素っ頓狂な声を出した。
「わたしの携帯は、○○○ー△△△△ー□□□□です」
ヨウコさんは、そう言うと電話を切り、ふうっとため息をついた。

「にゃにゃ、ヨウコさん、今度もがりこ奪還にはならなかったようにゃ」
ジジくんが言った。
「シャ!そんな大変なことにゃんにゃろか…」
「ばあさん猫の奪還にゃよ、しかも今にも死にそうなヨレヨレ猫」
「このあたしみたいに、里親希望殺到で誰にしようかってわけでもないのにゃ〜」
「にゃにゃにゃ!すもちゃんって、そんな人気だったにゃ?」
「チェリーちゃん…ウソウソ…しももねえさん見え張ってるにゃ…」
あたちは、チェリーちゃんに、すももねえさんに聞こえないように、小さな声でこっそり耳打ちをした。
可愛い小さな仔猫の里親探しも大変なのに、今にも死にそうな婆さん猫の里親になる。
ヨウコさんは、とても奇特な人か、物好きなのか…あたちの脳裏に一瞬そういった思いが浮かんだ。

トルルル…トルルル…
そうこうしていると、ヨウコさんの携帯が鳴った。
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