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がりことぐれ猫たち〜がりこの思い3〜



「あの猫はねえ~春子っていって…、うちの近くの近藤さんていうお宅で飼われていたんですよ。」
「春子が、しばらく家に帰ってこないので、心配していたらしんですがね。」
「さっき私から家族に連絡をしたら、もう面倒はみれないので、行政に引き取ってもらって下さいということで…」
「明日の午前中に、センターの係員が引取りに来ます。」
「え…何とかならないかって?」
「わたしの一存では、どうにもならないんですよ」
「え~お気持ちはよくわかりますが…」
「わたしにそう言われも…決まりですから…」
「明日電話?そうですか、わかりました」

先生は困惑顔で、電話を切った。
「どうしたの?今の電話、何?」
奥から先生の奥さんの声が聞こえた。
先生が今の会話の内容を話した。一通りその説明が終わり、先生は、がりこのそばに来た。
「可哀想だけど…どうすることもできないんだよ」
がりこに先生は話しかけると、がりこの入ったキャスターの付いたガラスの収容器を、奥の部屋に移動させてしまった。
地域ねことしてがりこのことの面倒をみていたヨウコさんは、先生の診療所に保護されたがりこを返してと連絡をしてきたのだ。
ヨウコさんは、先生にお願いすれば何とかなるものと思っていたようだが、そう簡単にはいかなかった。
そして先生の話しから、がりこは、あたちたちに言ったように家猫であること、それもこのあたりの近くにある家に飼われていたことがわかった。
更に一番驚いたことは、がりこは、その家の飼主から見捨てられてしまったことだ。
がりこは、そうなることを知っていたのだろう。
猫だけに限らず動物は、人間の感情を敏感に察するものだからだ。

「しももねえさん!がりこしゃんは、どうなってしまうんにゃ?」
「飼主が見つかったのに、その飼主に捨てられてしまうにゃんてにゃ!」
「あたし、何か凄いショックにゃ!そんなこと飼主に言われたらにゃ!」
チェリーちゃんが言った。
「すもちゃん、こうなったら、やっぱりあたしたちでがりこを逃がすしかにゃいにゃ!」
「チョコねえさん、そう言っても、本人がそれを望んでいないにゃん」
「にゃにゃ〜そうにゃけど…」
「ヨウコさんが何か手を打つと思いますにゃ、今さっきの電話でもわかるようににゃ」
「にゃ、ここは様子を見てみましょう」
トムくんが冷静に言った。
「そうにゃね。明日の午前中までに、ヨウコさんから何らかのアクションはあるはずにゃ」
「逃がすのは、最悪の事態まで待ってみることにするにゃ」
感情的になっていたチョコねえさんが納得した。
「それにゃあ〜明日の朝は、ヨウコさんの事務所に集合するにゃよ」
「にゃにゃ〜」
あたちたちは、ヨウコさんの動向を見るために、明日の朝、ヨウコさんの事務所に集合することを約束して別れた



もうすぐ七夕さまにゃ
あたちも願い事を書かないとにゃ🎋
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ちくわ

Author:ちくわ
2010年5月生まれ、茶トラのにゃんこでちゅ。好きな食べ物はおでんの汁にゃ。よろちくわ!

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