スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

がりことぐれ猫たち~ボロ雑巾の地域猫2~


通りかかる人に寄り添うがりこ

がりこは一体何処から来たのか。
あたちたちのように人間に飼われているのか、それともこのあたりの野良猫なのか。
ちょっと見たところでは、雌猫ということはわかりましたが、年寄りなのか、仔猫を少し過ぎた頃なのか。そしてどうしてあのように傷だらけで肋骨がでるほど痩せ細ってしまったのか。
がりこに関しては、本当にわからないことばかりでした。
そんなミステリアスのある反面、とても憎めないひょうきんな顔と人懐こい性格は、あたちたちの誰にもない性格で、人間にすると、一度出会ったら忘れることのできない猫となっていたのでした。

がりこの現れた寿司屋の駐車場は、住宅街の一角にありましたが、そこには小さな会社の事務所もいくつかありました。
その中の一つに、小さな設備会社の事務所があり、それはあたちたちの集会場の駐車場に隣接していました。
その小さな営業所は、従業員が4、5名ほどで、その社員たちは、日中は営業に出ているため、事務所には留守番の事務員さんが一人いました。
がりこは、この営業所のある場所を中心に、このあたりをうろうろして過ごしていました。
このあたりは駅に近く、また大きな園芸店もあり、人通りは多いほうでした。
がりこは、疲れてこの付近の道端に横たわっていることが殆どだったので、ここを通りかかる人たちは、その衰弱した姿を見かけては、びっくりして足を止めました。
そして、がりこが出現して何日か過ぎた頃には、がりこの存在は、この辺りでは有名になっていきました。
がりこのためにと、ご飯、お水を置いていく人たちもいました。朝晩様子を見に来る人たちもいました。
この人たちは、がりこが衰弱していることを心配してのこともありますが、がりこは、その人たちだけでなく誰にも分け隔てなく、愛嬌たっぷりに接するので、一度関わったら放っておくことのできないオーラを放っていたのかもしれません。
このように、がりこの周りには、いつも誰か人が立ち止まっていたので、その人たちで、次第にを声を掛け合うようになっていきました。
がりこのことを心配し、どうしたあげたらいいのか、これがみなに共通することでした。





設備会社の留守番の事務員のヨウコさんもその中の一人でした。
出勤したヨウコさんに毎日のようにご飯とお水をもらうようになったがりこは、ヨウコさんにすっかり馴染んでいきました。
がりこは、ヨウコさんが朝出勤すると挨拶に来るようになりました。
夕方、退社し帰ろうとすると、「帰らないで」と訴えました。


「おはようございますなぁ…」
きちんと挨拶のできる律儀ながりこ


「お家に連れてってなぁ…」
帰らないでと懇願するがりこ

ある日、突然現れたがりこは、ここで地域猫のようになっていきました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ちくわ

Author:ちくわ
2010年5月生まれ、茶トラのにゃんこでちゅ。好きな食べ物はおでんの汁にゃ。よろちくわ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。