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がりことぐれ猫たち

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がりことぐれ猫たち

プロローグ・能ある猫は爪を隠す

人間は、猫のことをどう思っているのだろうか…。
あたちと一緒に暮らしているおばちゃんは、猫には、大した能力などないと思って猫のことを馬鹿にしている。
「所詮、猫だ!」
だから、『猫が芸をした』と聞くとそれだけで凄く感動している。
『あ、あの猫が芸を!』と、本当に馬鹿みたいに感動しているのだ。
これは、ある日のことだ。
おばちゃんは、テレビでロシアのサーカスだったか、芸をする猫を見た。その時など、案の定、感動のあまり涙目になっていたほどだ。
おばちゃんにすれば、猫は多少の運動能力に優れ、人間の言葉を少し理解できる。その程度にしか思っていないようだ。
だから、本当は、猫には、もっと優れた能力があると知ったら、さぞかしびっくりして腰を抜かすに違いない。
あたちがおばちゃんと呼んでいるのは、人間の中高年のおばちゃんだ。野良猫だったあたちの里親なのである。
あたちは、今、このおばちゃんと二人で暮らしている。
ちくわという名前は、そのおばちゃんが名付けた。
その理由は、いたって単純だ。
あたちの毛の色の模様が、紀文だか何だか知らないが、おでん種の竹輪の柄だからというのがその理由なようだ。
「竹輪の猫だからちくわ」まったく発想が貧弱過ぎて苦笑いっていうとこだが、取り立てて騒ぐほどでもない。
あたちたち猫は懐が大きいのだ。
この話のついでに思い出したことだが、おばちゃんは以前酔払った勢いで、このあたちのことを紀文に売り込んこんだことがある。
あたちが小さい頃、おばちゃんが面白がって、竹輪とあたちを並べて撮った写真がある。
その写真を紀文の広報に送りつけた。紀文の竹輪のコマーシャルに、あたちを使って欲しいと手紙を添えてだ。
まったくやることが見え見えだ。猫ブームに乗って、一攫千金、あたちを売り込もうと画策したのだ。
〝ステージママ〟ならぬ〝ステージおばちゃん〟となって楽をして暮らそうという考えなのだ。
この作戦は、残念ながら功を奏するわけもなく、おばちゃんは、相変わらずの貧乏暮らしを続けている。

竹輪のCMイメージ(おばちゃん制作)

これはあたちに言わせれば、『ねこの手も借りたい』という、誠に失礼なことわざにもあるが、鼠しか取る以外に能力がないと思われている猫に、生活費を助けてもらうなどという考えはもってのほかってことだ。
こんな一風変わったおばちゃんとの生活だが、あたちは特に不満を言うわけでもなく、穏やかに暮らしている。
あたちは茶トラの猫である。
何かで読んだが、茶トラの猫の性格は『事なかれ主義』が多いらしい。
だからと言うわけではないが、あたちは、揉め事がきらいで、ものごとにけじめをつけるのが苦手なような気がする。
良く言うなら、長い物には巻かれろ的な、平和主義っていうところだ。

あたちは、おばちゃんと一緒に暮らすようになって、人間の生活というものがわかってきた。
人間の話す言葉も理解できるようになったし、文字の読み書きもできるようになった。
人間の家は実に沢山の物に溢れている。そのほとんどが、あたちたち動物には必要の無いものだが、その中には役に立つ物もある。


おばちゃんは、日中仕事に出掛けて夕方に帰って来る。あたちはその留守の間に、部屋の中にある機器をいじっているうちにそれを使えるようになった。
これはあたちだけではなくて、あたちの友だちたちもみんなそうだ。それぞれに、好みや趣味の違いで、得意分野というものは違うが、人間が作り出した物を理解したり、操作することは難しいことではないのだ。
これまであたちは、部屋にある本を読み、テレビでいろいろな事を知り、パソコンを操作し自分のブログを開設、また、時には音楽を聞いたりと、興味あることは一通りできるようになった。
猫は、爪とぎと昼寝だけだと思っているなら、それは人間が勝手にきめつけたことで、猫の名誉のために言っておくがそれは大きな間違いである。
では、何でその能力のあることを、公表しないのか…。
それは、猫は単純な人間のように、自分の能力をひけらかすことなど、馬鹿馬鹿しくてしないだけのことだ。
『能ある猫は爪を隠す』とでも言えばいいのだろうか。
そういえば、あたちは部屋の本棚にあった本を読んで、ただならぬ衝撃を覚えたことがあった。
猫にも文才はいるものだ。
その本の名は、『吾輩は猫である』。文豪夏目漱石に飼われていた猫が書いた本だ。
あたちも、いつかこのにゃんこ先生のような小説家になりたいと思っている。

ブログ更新するにゃ、ネタ探しもしないとにゃ


生後3ヶ月で「吾輩は猫である」を読む


ニャンコ先生は凄いにゃ!

あたちは、家の中にばかりいるだけでなく、おばちゃんに内緒で、外に出掛けて行くこともある。
出掛けるようになって、あたちと同じ境遇の猫たちと知り合い友だちになった。その気の合う猫仲間との情報交換のひと時は、とても楽しい時間だ。
そして他にも、気分転換に町を散策したりして、暇どころか、本当に毎日忙しく過ごしているのが現実だ。
そんな日常を送っているあたちだが、最近ボランティアというものを始めた。
猫界のお役に立てばと、動物病院で仔猫の世話をすることにしたのだ。
今日は、その週に一度のボランティアの日だ。
あたちは、おばちゃんが出掛けたのを確認すると、その動物病院に向った。
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No title

新年明けましておめでとうございます。
ことしもよろしくお付き合いください。

Re: No title

明けましておめでとうございます。
こちらこそよろしくお願い致します。
お体に気をつけて、益々のご活躍をお祈りしております。
プロフィール

ちくわ

Author:ちくわ
2010年5月生まれ、茶トラのにゃんこでちゅ。好きな食べ物はおでんの汁にゃ。よろちくわ!

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