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がりことぐれ猫たち〜エピローグ





最近、あったかな日が時々ありまちゅ
春はもうすぐそこでちゅにゃ…



これは、「ねこあつめ」というアプリ
おばちゃんが、ぐれ猫ともから聞いてハマってちまったようでちゅ
自分の家の庭で、野良猫を飼うアプリ
「多頭飼いしてるような不思議な快感を味わえる」、これはおばちゃんの感想
あたちそっちのけで、まったりとスマホを覗いて喜んでまちゅ
次々に個性的な猫が遊びに来て、覚えるのが大変にゃんだって
その一匹々に名前をつける
たくさん来るので、命名作業はその人の人格が表れる
“みえこ”だって、おばちゃんがつけた名前、昭和世代ばればれにゃね


おばちゃんが、久々にぐれ猫病院に行きまちた
半年位の茶トラくん
茶トラというよりも、お腹の渦模様は、アメショー模様でちゅね
めでたく里親さんが決まったそうでちゅ
良かったにゃ

がりことぐれ猫たち〜エピローグ

あたちは、ぐれ猫病院のゲージの中にいた。
里親待ちの黒ちゃんとお転婆な黒白タビーちゃんの二人は、じっと真剣に、あたちの話を最期まで聞いていた。
「おねえちゃん、がりこは…どこに行ったんにゃ?」
黒ちゃんが言った。
「がりこはにゃ、今はお空の上で、暮らしてるんにゃ」
「大好きなはるえさんとずっと一緒にゃ」
「二人は…ずっといっちょ?」
「そうにゃ」
「にゃにゃ…か、かじょく…」
「それが、か、かじょく?」
「タビーちゃん!そうにゃ、それが家族にゃんにゃよ」
「ふにゃあ〜」
「にゃは、あちょぶにゃ!」
タビーちゃんは、じっとしていられないようだった。
「タビーちゃん、あんまり悪戯しちゃダメにゃよ」
「もうじき、新しい家族が迎えに来るんにゃからね」
気がつくとタビーちゃんは、ゲージの二階に元気良く駆け上がって行った。
黒ちゃんは、暖かな陽射しの中でうたた寝をはじめた。

あたちは、がりこのことで、ずっと気になっていたことがある。
それは、がりこは、なぜ、自分の最期の時に、人間の前に現れたのかということだ。
あたちは、そのことをこう思っている。
がりこは、人間のことが大好きだったのだ。
だから、ずっと最期まで、人間と一緒にいたかったのだと。
なぜそのように思うのか…。
あたちも、あたちの友だちのぐれ猫たちみんなも、がりこと同じ気持ちであるからだ。

あたちのいるゲージに、ぐれ猫病院の先生が近づいて来た。
先生が鍵を開けてくれたので、その中から外に出た。
「ちくわちゃん、お疲れさま」
「来週、またお願いね。今度は、キジトラちゃんとサビちゃんが来るから」
見ると先生は、この病院の看板猫として暮らしているなよこを抱っこしている。
「にゃにゃあ〜」
あたちは、先生に挨拶をすると、病院を出て、朝来た道を駅に向かって歩き出した。
外は良く晴れていて、とても心地良かった。
あたちは、思わず歩道で大きく伸びをした。
「なあ…」
ふと、がりこの声が聞こえた気がして振り返った。
そこには、がりこの姿はなく、歩道の花が、初夏の訪れを告げていた。
「にゃ…、がりこ?そんなはずにゃいにゃね」
あたちは、駅までの道を再び歩き出した。

がりことぐれ猫たち〜完


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プロフィール

ちくわ

Author:ちくわ
2010年5月生まれ、茶トラのにゃんこでちゅ。好きな食べ物はおでんの汁にゃ。よろちくわ!

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