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がりことぐれ猫たち〜束の間の幸せ







先週に引き続き、台風が近づいているらしいにゃ
今日は、その影響で雨模様だけど…あたちは、相変わらずのんびりにゃ
今年初のホットカーペットにゃ、あったかは気持ちがいいにゃ

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5階建てのマンションの1階にある一室がヨウコさんの部屋だ。
そのマンションの部屋には、小さな庭があって、今は、芙蓉の白い花が咲き、良い香りを放っている。
がりこは、その庭の見渡せる、ベランダの出入り口の側に置かれたゲージの中でうとうとと眠っていた。

「みゃにゃあ〜、がりこに会うの久々にゃあ〜」
すももねえさんが言った。
「がりこしゃん、そろそろ落ち着いる頃にゃね」
「ちくちゃん、がりこは、ヨウコさんとこで、楽しくしてるにゃよ」
「あにゃ〜お庭があっていいにゃん、芝生でゴロゴロできるにゃん!」
チェリーちゃんは、そう言うと、ヨウコさん家の庭に駆け出し、背中を擦り付けた。
「あにゃにゃ、ボクも行くにゃ」
「おいおい、ボクもにゃ!」
ジジくんとトムくんが続いた。
ワイワイ、ガヤガヤ…

あたちたちは、ヨウコさん家に住むことになった、がりこに会いにやって来たのだ。
あたちたちの話し声に、気づいがりこが目を覚ました。
あたちたちは、ウッドデッキのベランダに上がり、窓際のがりこの入ったゲージに近づいた。

「がりこ、久しぶりにゃん、どうにゃ、身体の調子は?」
チョコねえさんが声をかけた。
がりこはゆっくりと立ち上がって、窓際まで進んで来て、あたちたちに近づいた。
「なあ、元気になったにゃ、なあ…ぐれ猫で貰った薬が効いたようにゃ」
「がりこ、随分とキレイになったやにゃい、毛並みも良くなったにゃ」
「なあ…、すもちゃん、病院で身体をキレイに拭いてもらったにゃんにゃ」
「ヨウコさんも、毎日ブラッシングしてくれるんで、絡まった毛もスッキリにゃ…なあ」
「にゃあ〜はじめて見た時は、本当凄かったからにゃ」
「どうにゃん、ここの居心地はにゃ?」
ジジくんが言った。
「なあ…、ヨウコさんは、思った通りのとっても優しい人にゃ…なあ」
「何不自由無しの生活にゃよ、なあ…」
「本当、助かって良かったにゃよね」
チェリーちゃんが言った。

あたちたちは、その後も、外出のできないがりこに、時々会いに来るようになった。
がりこを交えて、いつもたわいない話をしていたが、あたちには、一つ気になっていたことがあった。
それは、がりこは、前の里親の話を一切しないことだった。

ある日、ヨウコさんの家からの帰り道のことだった。
「しももねえさん、がりこは、あれ以来、一切、前の里親の話をしないにゃね」
「みゃにゃあ〜前の里親にゃ?」
「がりこ、前に話してたやにゃい、里親に捨てられたってにゃ」
「嫌なことは、話したくにゃいんにゃよ」
「そうにゃ、あたちたち猫は、執念深いからにゃあ〜」
チョコねえさんが言った。
「あたしたちは、一度でも里親との信頼が崩れると、修復するのは、大変にゃ」
「それを境に、手が付けられない凶暴猫に変身する子もいるにゃ」
「あにゃ〜そうそう、いるにゃ、チョコねえさん、そういう子」
「人間は、おバカだから、猫にそんな感情があると思ってないんにゃんね」
「ちくわ!おとなしいと思われてるあんたも、凶暴猫に変わるかもにゃ!」
すももねえさんが言った。
「にゃにゃ…違うにゃ、ちくちゃんは、まず、禿げができるにゃ!」
チェリーちゃんが言った。
「あにゃ〜ちくちゃん、禿げができるにゃあ〜」
ジジくんが少し驚いて言った。
「ちくわは、意外と繊細らしいにゃよ、おデブの身体と違ってにゃ」
「あにゃ…そう言うけどにゃ、しももねえさんは、どうにゃ」
「あにゃあ〜あたしは、大人だから…冷静に対処するにゃよ」
すももねえさんが、見栄をはって得意気に言った。
「はにゃあ〜、そうかにゃあ?」
「にゃんにゃ、ちくわ、何か言いたいにゃか?」
「にゃにゃにゃ…冷静?そうにゃね…」
あたちは、この時、小心者のすももねえさんのことだから、ショックで家出するに違いないだろうと思っていたのだった。

がりこは、ヨウコさんの家で、落ち着いた生活を送っていたので、体調も安定していたが、それも長くは続かなかった。
がりこの容態が悪化したのを聞いて、あたちたちは、ヨウコさんの家に向かった。
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がりことぐれ猫たち〜ぐれ猫ファミリー


にゃにゃ…むむむ…


案外…いい感じにゃ!

今日は一日雨降りでちゅ
明日は今年最大の台風が来るらしい
肌寒くなると人恋しい季節にゃね
これはお姫様ベットでちゅ
おばちゃんがジジくんのママからいただいてきたワンコちゃんのベットで、あたち用にベットを作ってくれまちた
なかなか快適でちゅ


「ははは…思っていたより、案外きれいじゃない…」
診察台に乗った、がりこを見たぐれ猫病院の先生の第一声がこれだった。
先生は、ヨウコさんから事前にがりこの話を聞いていたが、先生にすればこれ位のことは、何ともないらしかった。先生は、以前にも重病の猫の面倒を見ていたし、病院の看板猫の排泄の上手くできないオムツをしている、なよ子もそんな猫のうちの一匹だ。

がりこは、検査と蚤の糞で汚れきった身体をキレイにするために、病院で二泊することになった。
がりこは、ここに来ることがわかっていたように、実に臆することなく、堂々と病院のゲージに入っていったということだった。

「にゃは…田舎の名家の婆さんのようにゃ!」
この話を後に聞いたすももねえさんの感想だった。
「田舎の名家の婆さん?しももねえさんそれにゃんにゃ?」
「田舎の名家、古く歴史のある由緒正しいお金持ちの家の婆さんは、どこに出かけて行っても、偉そうにしてるっていうことにゃ!」
「みゃ〜あ…、そうにゃんだ」
「みゃ!これでがりこもあたちたち同じ、ぐれ猫ファミリーになったにゃ」

病院で検査を終えたがりこは、ヨウコさんの家に着いた。
これからここで、余生を過ごすことになったのだ。
あたちたちは、がりこの落ち着いた頃を見計らって、ヨウコさんの家に向かった。



甘え上手、精悍なジジくんにゃ
プロフィール

ちくわ

Author:ちくわ
2010年5月生まれ、茶トラのにゃんこでちゅ。好きな食べ物はおでんの汁にゃ。よろちくわ!

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